日本新聞折込広告業協会は、新聞折込広告の媒体特性と媒体価値を明確にする目的で、2011年9月、10月に首都圏の生活者を対象に、新聞折込広告の効果分析調査を実施し、「新聞折込広告調査REPORT 2012~メディア多様化時代における新聞折込広告の「底力」としてその内容を発表した。
この調査では、生活者の消費行動プロセスと各メディアとのかかわりあいから、新聞折込広告の特性を明確にしている。また、新聞折込広告の接触・利用実態を把握するために、数値ではわからない生活者の心理を得るための定性調査を実施した。
こうした調査から新聞折込広告は、マス、WEB、携帯電話と比較すると「保管性」「携帯性」「商品選択」「地域性」で高い評価を得ていることが分かった。そして、生活関与度の高い商品や「衣料品」「デパート・スーパーでの買物」「ファストフード店」「出前・ケータリング」など、商品の購入検討時や購入時およびサービス利用時で最も参考にされている情報源であることなどが分かったという。
調査概要
購買行動における新聞折込広告の特性把握のためのアプローチ(定量調査)
(1) 調査対象者 20~60代の男女個人(有効回収票数2000サンプル)
(2) 調査日程 2011年9月26日(月)~10月2日(日)
(3) 調査エリア 東京50㎞圏に該当する市区町村(茨城県を除く)
(4) 調査手法 インターネットリサーチ
(5) 調査実施機関 ㈱日本リサーチセンター
(6) 調査主体 一般社団法人日本新聞折込広告業協会
新聞折込広告の閲覧状況及び利用実態の把握(定性調査)
(1) 調査対象者 首都圏在住者 4グループ
- 新聞折込広告ユーザー
① 未婚有職女性 20~34歳
② 既婚女性 35~49歳
③ 既婚男性 35~49歳 - ネットチラシユーザー
④ 既婚女性 30~49歳
(2) 調査日程 2011年10月5日(水)~10月6日(木)
(3) 調査手法 グループインタビュー
(4) 調査実施機関 ㈱日本リサーチセンター
(5) 調査主体 一般社団法人日本新聞折込広告業協会
保存版!デジタルサイネージ、スマートフォン連携、AR活用・・・交通広告・OOH活用事例54
2011年に行われた交通広告、OOHの54の事例をまとめた。また、交通広告によって実際にモノが動くかといった、調査データも掲載している。これらの事例から、それぞれの特性に合わせた活用のヒントが見つかるはずだ。