JINSのPRイベントに上海おしゃれ女子300人が集結

JINS上海①

2月20日、上海抔球金融中心(上海ヒルズ)にファッションモデル・益若つばさ、中国在住の日本人カリスマブロガー・東京パンダ、雑誌『mina』の人気中国人モデルなどが登場。中国でにわかに流行り始めたダテめがねをかけた“メガネ女子”205人、微博ブロガー20人、VIP85人、メディア70人、計375人が集結した。

このイベントを開催したのは、同日上海に初の直営店(中国内では5店舗目)をオープンしたアイウェアブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌ。大掛かりなPRイベントを海外で実施するのは同社としても初の試みだ。同社は昨年12月、瀋陽に中国1号店を出店。今回、上海抔球金融中心(上海ヒルズ)と上海伊勢丹に出店することで、中国内の店舗は6店舗になる。今後5年間の間に100店舗に広げる計画で、本格的な出店拡大に備え、その拠点としての子会社・晴姿商貿(上海)有限公司も同時に開設した。

「日本では低価格のJINSも、中国市場では中間の価格帯。きちんとターゲットを定め、戦略的にPRしなければ失敗すると考えました」(マーケティング室広報担当・中島英摩氏)。ターゲットは、“上海おしゃれ女子”。現地で急増している“かわい過ぎて、微博でたくさんのフォロワーを持つ一般の女の子”に注目し、彼女たちをSNSにおける情報拡散の核とする考えだ。イベントへの参加者は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)を通じて集めた。“JINSがこんなイベントをやるらしい”、“しかもメガネをただでくれるらしい”と、またたく間に彼女たちのフォロワーが“転載”。募集後、わずか1日で定員に達した。

JINS上海

イベントでは、益若つばさをはじめとした登壇者と一緒に写真を撮ることができる企画を用意。記念写真をフックに、イベント後の情報拡散も狙う。

09年、日本でも話題性のあるPRイベントの実施で市場認知度を一気に高めた同社。中国でも本格的なPR活動が始まった。

※詳細の記事は、『広報会議』2012年4月号(3月1日発売)の特集「グローバル広報-知っておきたい海外メディアとの付き合い方」の中で掲載します。


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