電通は5日、社内横断プロジェクトチーム電通「オタクがラブなもの研究所」(DENTSU OTAKU LOVE LABORATORY)を発足した。「オタク層」の視点で世の中を研究し、エンターテインメントコンテンツ市場におけるトレンドの兆しをいち早く掴むことで、オタクの知見を活用したソリューションを提供していく。
昨秋に同社が実施した第一回「オタクが好きなもの」調査では、15~39歳の約4割が「自分をオタクと考えている」と回答。ソーシャルメディアや動画共有サイトで「書き込み・投稿」をしている活発なユーザーが多いことなどが数字上で明らかにされた。
また、オタクコンテンツだけでなく、ファッションやビューティー領域のトレンドにも高感度な「女性オタク」層が一定層存在することも同調査で示されている。この層は一般の女性よりもファッション誌やビューティー誌を読んでおり、世の中のトレンドに対しても敏感で、美しいものに対する意識が高い。それに加え、アニメを中心としたオタクコンテンツに関する知識も豊富で、興味・関心も高いという特徴があるため、この「ビューティー感度の高い女性オタク層」を同研究所では「美オタ」と名付けている。今後も定期的な調査を実施し、情報を収集・発信していくことで、商品やサービスの開発を行う。
電通 「オタクがラブなもの研究所」 活動概要
電通「オタクがラブなもの研究所」では、社内関連セクション「ストラテジック・プランニング局」「電通総研」「テレビ&エンタテインメント局」を中心に12名が参加・活動しており、各自の専門性・ネットワークを生かし、オタクが好きなものを軸とした、「①定期的なトレンド観測調査」「②有識者ネットワークの構築・活用」「③アニメ等オリジナルコンテンツの制作・開発・情報発信」「④オタクが好きなものの知見を活用した商品・サービスの開発」を行っていく。
電通 「オタクがラブなもの研究所」 ロゴマーク