世界に感謝「Japan.Thank You 」キャンペーン

外国人が多く訪れる観光地を中心に、ロゴやポスターを使って「Thank You」メッセージを各所で発信する。

3月11日、東日本大震災から1年を迎えるにあたり、海外からの観光客誘致に取り組む観光庁および日本政府観光局(JNTO)は、関係省庁や民間と連携し、改めて世界に向けて感謝の気持ちを伝え、訪日機運を高めるためのキャンペーン「Japan.Thank You」キャンペーンを開催している。

外国人が多く集まる観光エリア(東京、横浜、大阪、京都、仙台等)や米・ニューヨーク、主要国際空港で、商店街やバス・タクシー車体、ホテル・フラッグなどへ「Japan Thank You.」のロゴを掲出し、感謝と歓迎ムードを演出するほか、3月2日からは日本全国の「Thank You」を伝える動画の投稿を募集している。「観光庁としての発信だけでなく、日本全国民からの感謝の気持ちを伝えるキャンペーンにしたい」(観光庁国際交流推進課)考え。

動画はユーストリームサイトから受付中で、一部は同庁が4月から海外で展開する訪日プロモーションの素材として活用する。

また、このキャンペーンに連動し、三菱地所は11日から「Thank You 折鶴キャンペーン」を開催する。丸の内の就業者や来街者に日本文化を表現する折鶴を千羽折ってもらい、日本政府観光局が運営する「JNTOツーリスト・インフォメーションセンター」(東京・丸の内)を訪問する外国人観光客にプレゼントするもの。“日本のおもてなしは丸の内からはじまる”をメッセージに、インバウンド観光振興に力を入れる同社は、観光庁から丸の内エリアでのバナーフラッグ掲出に協力するだけでなく、「東京、日本の玄関口である丸の内の街全体でおもてなしを演出したい」(広報部)と話す。

キャンペーンは4月下旬まで随時行われる予定で、世界の旅行会社、航空会社CEO等が集う観光版ダボス会議「WTTCグローバルサミット」が4月16日~19日、東京・仙台で行われることに合わせ、発信力を高める狙いもある。



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