新聞記事や学術論文などをコピーする際に著作権処理の窓口となる日本複写権センターは、公益法人制度改革に伴い、1日付で団体名を「公益社団法人日本複製権センター(JRRC)」に改称した。今後は会社や官公庁などとの契約を進めたり、契約手続きの簡素化など著作権料を支払う利用者の利便性向上を図るとしている。
JRRCは著作物をコピーする際に、著作権者の許諾を得るなどの権利処理を簡単な手続きでできるようにする「著作権の集中処理」を行う。例えば新聞や雑誌に掲載された自社に関係する記事であっても著作権は新聞社や出版社にあり、コピーを取るなどの際は著作権者の許可が必要。JRRCと利用契約を結ぶと、個々の著作権者と連絡を取らなくても、管理委託を受けている著作物の小部分、少部数のコピーが可能になる。