インターネット上でモノを売る際、ランディングページを作り、ユーザーの興味を引きつける必要がある。九州で一貫してダイレクトマーケティング型ネット広告に従事する、売れるネット広告社の加藤公一レオ氏が良いと考えるランディングページを紹介してもらい、その良さを客観的に解説してもらう。
第7回は、加藤氏が最も薦める「アップセル率」を劇的に上げるランディングページについて紹介する。
(ここでは、『販促会議』2012年5月号に掲載している第7回の全文を掲載します。)
豆腐の盛田屋「豆乳スキンケアシリーズ」
文:売れるネット広告社 代表取締役社長 加藤公一レオ氏
ズバリ、今回お話しする内容が一番オススメする最高の“売れる”戦術
今までこの連載であらゆる“売れる”戦術を取り上げてきたが、今回紹介する内容が私が一番オススメする最高テクニックだ。むしろ今回の内容をみなさんが実施しないと、この連載の意味がないとも言い切れるぐらい最高のテクニックである。
さて、その戦術とは、ズバリ!『ランディングページの“確認ページ”を有効活用して、劇的にアップセル率を上げる』というものだ。ちなみに私のクライアントすべてがこの方法を用いて、全クライアントが“大成功”している。
儲かっている通販はオフラインで必ずアップセルトークを行っている
オフラインではお客さまがコールセンターに電話すると“人間”が状況に応じ臨機応変に対応する。例えば「無料お試しセット」を申込もうと電話をかけてきたお客さまに対しては、『せっかくなら本商品を買いませんか?』とその場で本商品に引き上げたり、本商品を「その都度購入」で申し込もうと電話をかけてきたお客さまには、『定期コースにしませんか?』とその場で定期コースに引き上げたり、「商品A」を申し込もうと電話をかけてきたお客さまには、『商品Bも一緒にいかがですか?』とその場でクロスセルをしたりできる。
マクドナルドで「ハンバーガーと一緒にポテトもいかがですか?」といわれると、ついポテトも頼んでしまうように、人間は既にお金を払う気になっていると、つい新しいオファーにも気軽にのってしまうものである。実際に儲かっている通販企業のコールセンターではその人間心理をうまく利用して、膨大な売上と利益を上げているのだ。
(次ページヘ続く)