日比谷野音90周年で記念事業をスタート

野音の象徴であるシルエットをモチーフにして、モダンかつシンプルにデザインされた、日比谷野音90周年記念事業ロゴマーク。90周年を迎えた野音。これからも音楽の聖地として、新しい音楽文化を発信していきたい。世代を超えて人と人をつなぎ、都市に潤いを与える。活力にあふれたステージでありたい。スローガンには、そうした思いが込められている。

日比谷公園大音楽堂(通称:日比谷野音)は、来年卒寿ともいえる90周年を迎えるにあたり、記念事業を開始することを発表した。

実行委員長に音楽評論家の湯川れい子氏、委員には秋元康、井上道義、オノ・ヨ―コ、小林武史氏ら音楽、芸術関係者など多岐に渡るメンバーを迎え、今年1月に実行委員会を設立。第1回実行委員会にて、90周年記念事業として日比谷野音についての想い出を募集する「想い出エピソード」や日比谷野音の資料、記録などを収集、整理、保存する“アーカイブ事業”、90周年記念事業についての“テーマソング制作事業”、来年4月から10月にかけて幅広い音楽ジャンルのコンサート等の開催を企画する“記念催事事業”という、三つの事業への取組みを決定した。

現在、テーマソングは、湯川れい子作詞、ミッキー吉野作曲で企画制作中。そして、90周年を迎える来年4月から10月の期間、日比谷野音の90年の歴史を踏まえた吹奏楽、クラシック、ロック、フォーク、ジャズ等、幅広いジャンルのコンサートの企画、記念事業に賛同するアーティストの協力によるコンサートなどを記念催事として開催する予定だ。

また、実行委員会では、日比谷野音90 周年記念事業のロゴマークを決定。今後、記念事業のシンボルとしてポスターやパンフレットなど、様々な制作物や告知掲出物に活用し、PRしていく考え。ロゴ、スローガン制作は博報堂が手掛けている。

記念事業の第一弾として、8月1日より「野音の想い出エピソード」を一般より募集する。またエピソードの他、野音に関する「写真」「公演パンフレット」「チケット半券」などの古い資料についても募集している。これらは日比谷野音90周年記念事業のアーカイブ事業の一環として今後の資料展示や「野音90年史(仮題)」の制作に活用していく予定だ。エピソード募集の詳細は記念事業サイトにて確認のこと。2013年7月31日まで。



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