「第6回日本イベント大賞」に、新潟・信濃川流域155キロメートルで1020発の花火を打ち上げ、中越地震からの復興を宣言した「信濃川プロジェクト2009」が選ばれた。同賞主催の日本イベント産業振興協会が1日、ほかの入賞事例とともに発表した。
同事例は、10市町村510カ所でボランティア1200人が参加した大プロジェクト。携わった一般市民や非営利団体の実行力が評価された。
準大賞は、森永製菓主催、博報堂制作の「ハイチュウ ホラーハウス」。東京・原宿に設けたお化け屋敷に4日間で3200人以上が参加。同イベント限定商品を配布した。シンプルながら訴求効果の高さで受賞した。
審査員特別表彰の「グローバル賞」「クロスメディア賞」はそれぞれ、愛知県主催、電通名鉄コミュニケーションズ制作の、上海万博日本政府館参加イベント「Pika Pika AICHI Project」、楽天主催・制作で、東武百貨店池袋店に「楽天市場」出店約50店舗を集めて開催した「楽天市場うまいもの大会」に贈られた。
日本イベント大賞は、新たなコンテンツや技術の開発に寄与し、事業として優れた成果を収めた事例を顕彰するもの。今回は09年10月1日~2010年9月末日の期間内に実施のイベントが対象。10年6月1日から10月15日までに82事例が応募した。表彰式は11日、主婦会館プラザエフ(東京・千代田)で執り行う。
入選事例は次のとおり<イベント名(主催者/制作者)の順>。
【入選】
- 世界一おしゃれな行列(T‘s/博報堂)
- チャリティー手話ライブ D’ LIVE(コヤマドライビングスクール/同)
- 第36回野毛大道芸(野毛地区街づくり会/野毛大道芸実行委員会)
- コミュニティーアートイベント「水と光、そして響き」(Water and Light Project/同)
- 東芝一般白熱電球製造中止式典(東芝、東芝ライテック/電通、電通テック)
- アロハヨコハマ2010(アロハヨコハマ実行委員会/ペッププランニング)