注)ネットレイティングスの発表内容に誤りがあったため、本日午前に掲載した記事「スカイプ利用7倍に――震災発生週のサイト訪問数」を下記の通り訂正いたします。
調査会社ネットレイティングスが29日発表したインターネット利用動向調査結果によると、東日本大震災が発生した週に、インターネット経由の音声通話サービス「スカイプ」へのアクセスが震災発生前週に比べて14%伸びたことが分かった。通話ソフトウエア利用と同ソフトダウンロードがけん引し、2月28日~3月6日の訪問者数約309万人に対し、3月7日~13日の訪問者数は約353万人に上った。
動画ストリーミング(逐次配信)サービスの「ユーストリーム」も訪問者数を伸ばし、発生週は約140万人がアクセス。前週に比べ2.5倍超となった。NHKや民放各局が、震災でテレビが見られなくなった地域があるとして、発生後まもなく同サービスでサイマル放送を行ったのが主な要因。難視聴者だけでなく、勤務中にオフィスから視聴した利用者がアクセスを伸ばした。
会員制交流サービス(SNS)の「ツイッター」は133%、同「フェースブック」は114%、同「ミクシィ」は108%にそれぞれアクセスが伸びた。ネットレイティングスは「友人や家族の安否確認や地震情報の収集で利用が盛んになった」と分析している。動画共有サービス「ニコニコ動画」は、NHKや民放各局がサイマル放送を行うなど、東日本大震災関連のコンテンツでアクセス数が113%となった。