読売広告社は10月30日、医療専門広告会社の嵯峨野(東京・新宿)と共同で、医療・ヘルスケア領域のマーケティング・コミュニケーション研究を行う「メディカルライフ研究所」を設立した。
具体的には、生活者と健康・医療産業と生活者を適切につなぐ調査・研究や啓発活動のほか、医療機関や製薬メーカーに向けた生活者視点のマーケティング・コミュニケーション施策支援、情報ソリューションを提供する。
設立の背景には、ネット情報やソーシャルメディアの発展による生活者の情報収集力の向上、高齢化社会を踏まえた気軽に利用できるヘルスケアサービスの必要性、厚生労働省が掲げる「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」といった方針がある。
所長には杉本浩二氏が就き、双方の横断型社内組織として運営、活動していく。生活者の健康や病気に対する意識の研究から活動をスタートし、「生活者の受療行動の特性」に関する調査結果を11月下旬には発表する予定。