電通は21日、買い物客の潜在意識下における購入プロセスを読み解くことで、販売促進の手法開発のヒントを得る調査・分析パッケージ「ULHINT(ウルヒント)」を子会社の電通マーケティングインサイトと共同開発したと発表した。人が非意識的に情報を取り入れ反応する過程を具体化し、課題解決法を探る「感性工学」の手法を活用し、従来型の定量調査ではできなかった、店頭での買い物客の意識変化や意思決定の心理を把握することができるという。
具体的には、クライアント企業が抱える販売促進上の課題やニーズを把握した上で、買い物客の行動や意識をつかむ実店舗での調査や日記式の意識調査などを行い、課題解決に向けたコンサルティングを提供する。食品、飲料、事務用品などのメーカーや流通企業向けには、状況分析や商品・パッケージ改善、店頭コミュニケーション改善などの提案も行う。