Yahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード企業の部グランプリは「mixi Xmas」

更新日2014.7.15 / 公開日2012.11.30

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11月29日、「Yahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード」の贈賞式が開催され、2012年度の受賞作品が発表された。

開催第7回目を迎えた今回は、「スマートデバイスに特化したアワード」として作品を募集。一般から作品を募集する一般の部では子ども向け知育アプリ「いろぴこ」が、企業がプロモーションのために制作した作品を募る「企業の部」では「mixi XmasインタラクティブCM ～小さなサンタクロース」が、それぞれグランプリに選ばれた。

一般の部グランプリ「いろぴこ」

「いろぴこ」は指で画面をタッチすると、色の名前を元気な子どもの声と文字で教えてくれる色辞典アプリ。「操作の感触を通じて、出来の良さが伝わってくる。子どもが楽しく色を学習できるというテーマ設定も良いが、それ以上に、言葉にできない、ディレクションできないセンスに関わる部分が非常によくできていた。『神は細部に宿る』という言葉を実感した作品」（審査員中村洋基氏）と評された。制作者の村井亮史氏は、「自分の子どもと遊んでいて、『りんごは赤だよ』と言ったとき、『赤』が形なのか色なのかわかっているだろうか？と感じたことから生まれたアイデア」と作品の背景を説明した。

企業の部グランプリ「mixi XmasインタラクティブCM ～小さなサンタクロース」

「mixi XmasインタラクティブCM～小さなサンタクロース」は、テレビCMとmixiアプリ「mixi Xmas」の250万人のユーザーを結びつけた、CMとWebの連動企画。30秒CMを2011年12月の3日間24時ちょうどにオンエア、CMを見たユーザーがリアルタイムにCMに参加できる仕組みを構築し、計約55万人にクリスマスプレゼントを届けることに成功した。「ほぼ満場一致でグランプリに決まった。夢があり、大きなチャレンジがある企画」（審査員大八木翼氏）との評価だった。クリエイティブディレクターのバスキュール朴正義氏は「CMをソーシャルの力で面白くしたいと思った。この企画の成功が、その後のテレビ×ソーシャルのさまざまなチャレンジへとつながった」とコメントした。

審査員の柳澤大輔氏は総評として次のように述べた。「今年ヤフーは宮坂学社長の就任はじめ経営陣を一新したが、このアワードもスマートデバイスに対象を絞ったり、審査員が大幅に入れ替わったりと、思い切って変わった印象があり、その変化を楽しんで審査することができた。受賞のポイントは、そのアプリが解決している課題に納得感があるかどうか、そして解決のためのアイデアが優れているかどうかだったと思う」。

各受賞作品および受賞者は下記の通り。