コラム
サステナブルな関係をつくる「コミュニティ的」オウンドメディア

「顧客と緩やかながらもつながり続ける」。そう考えて、オウンドメディアを立ち上げ、SNSをはじめたはずなのに、運営をしているうちにコンテンツの更新に追われ、本来、目指していた形を実現できていない企業も多いはず。 本コラムでは、「キリンビール公式note」を立ち上げ、同社のコンテンツ企画・コミュニケーション戦略を担う平山高敏氏が、「顧客との長く、持続的なつながり」を生み出す“コミュニティ的な”メディアについて綴ります。 オウンドメディアとして活用できる、各種プラットフォームごとの特性の違い、顧客の中でもファンと言われる人たちとの持続的な関係性の構築、また運営に継続性をもたせるための社内におけるコンテンツ企画のポイントなど、メディア企業でコンテンツ企画に携わってきた著者が、これまで培ってきた体験に基づき解説していきます。
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第7回
【最終回】つづくオウンドメディア―「場所」としての自走を目指して―
これまで5回にわたりお届けしてきたこの連載もいよいよ最終回です。これまで「つづけられるオウンドメディア」をテーマに、当社の「KIRIN公式note」の事例をもとにしながら、メディア立ち上げの理由からコンテンツの考え方、その評価と役割にわたるまでお伝えしました。 最終回の今回は、なお残るオウンドメディアの課題と、担当者に求められるスキルについてお届けします。 -
第6回
“点”から“面”へ オウンドメディアの評価と役割
前回の記事「同心円状のコミュニティ的メディア」では、オウンドメディア上のコンテンツの、関わる人との共鳴から生まれる「同心円状の広がり」の可能性について事例とともにお届けしました。 では、オウンドメディアの評価はPVやリーチなど目に見える数値だけを追いかけることでしょうか? オウンドメディアの評価をどう捉えていけばいいのか。そしてオウンドメデイアの役割は「拡張」しうるのか。今回はこの2点について実際の事例とともに考えていきます。 -
第5回
同心円状のコミュニティ的メディア
前回の記事「コンテンツづくりに必要な転校生の視点」では、コンテンツを考える上での視点についてお話ししました。これで、ようやくメディアの骨格が出来上がったと思います。ここからは、具体的に「つづけるために何をしていくのか」について事例とともにお伝えします。繰り返しになりますが、前提としてつづくオウンドメディアの理想の状態とは、インナーと読者双方から「求められつづける」ことです。つまり期待と評価が一定数あり続けることです。 -
第4回
コンテンツづくりに必要な転校生の視点
前回は、キリンがオウンドメディアを始めるにあたり、noteという場を選択した理由を説明しました。今回は、メディア運営における必要な3つの視点について解説していきます。私たちが運営しているようなオウンドメディアは、直接マネタイズを行わない場合がほとんどです。なのでつづくメディアの理想像とは、有り体に言えば「社会と社内双方から求められ続けるメディア」ということになるかと思います。 -
第3回
“小さく”始まり“長く”続く、noteという場
前回は、KIRIN公式noteを立ち上げた経緯について、インターナルの熱量にもったいなさを感じたこと、世の中の企業発信が「ソーシャル・パーソナル」に移り始めていたことについてお伝えしました。 -
第2回
「もったいない」から生まれたKIRIN公式note
KIRIN公式noteの立ち上げのきっかけは、ごく個人的な思いからでした。先行事例がほとんどない中で少しずつやり方を変えながら細々と運営してきましたが、ありがたいことに、今回こうしてこちらで連載を持たせていただくことになりました。 -
第1回
新コラム、KIRIN公式note立ち上げの立役者による「サステナブルな関係をつくる『コミュニティ的』オウンドメディア」がスタートします
キリンホールディングスにて、KIRIN公式noteの立ち上げを行った平山高敏氏のコラムがスタート!
広告会社を経て、2012年より昭文社にて『ことりっぷweb』のプロデューサーとしてコンテンツ企画、SNS戦略、コミュニティ戦略など全般を担う。
2018年キリンホールディングス入社後は、オウンドメディアのコンテンツ戦略・LINE担当を経て「キリンビール公式note(現KIRIN公式note)」を立ち上げ、noteを軸にした企業コミュニケーションの戦略を担う。
広告会社を経て、2012年より昭文社にて『ことりっぷweb』のプロデューサーとしてコンテンツ企画、SNS戦略、コミュニティ戦略など全般を担う。
2018年キリンホールディングス入社後は、オウンドメディアのコンテンツ戦略・LINE担当を経て「キリンビール公式note(現KIRIN公式note)」を立ち上げ、noteを軸にした企業コミュニケーションの戦略を担う。