コラム
「つなぐ課」でつないだもの
Facebook JapanやUber Eatsとの連携、eスポーツプロジェクトなど、自治体初の取り組みを積極的に推進し、注目を集める神戸市。そんな同市の推進力の秘密は、市長直轄の“特殊部隊”、「つなぐ課」だった――!2021年3月までの約2年間にわたり、神戸市つなぐ課で活動してきたのが、長井伸晃さん。つなぐ課での取り組みの裏側、どうプロジェクトを推進してきたか、長井さんがどう人脈をつくり不可能と思われそうな企画を実現させてきたかなどを、事例と共に振り返ります。後半では、長井さんがこの4月から現在進行形で取り組んでいる、地域の企業とさまざまな分野のクリエイターを“つなぐ”事業についてもレポート。自治体の方々、自治体とお仕事されている広告界の方々、そして個人としてよりクリエイティブに活躍されたい方々のヒントになれば幸いです。
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第7回
「つなぐマインド」で個社支援から産業支援へ
みなさん、こんにちは。神戸市の長井伸晃です。2021年の5月からスタートしたこのコラムでは、神戸市のつなぐ課でおこなってきた官民連携の事例を通じて、そのノウハウやそこから生まれてくる価値、そして「つなぐ」とは結局どういうことなのか、についてお話してきました。 そんな「つなぐ」コラムも今回で遂に最終回。 今回はつなぐ課と私の“その後”のことについてです。 当初から決まっていたとはいえ、いろんな方から読んでますよ~という反応をいただいていただけに少し寂しい気持ちもありますが、最後まで楽しんでいただけると嬉しいです。 -
第6回
公務員こそイノベーションの核になりうる
皆さんこんにちは。神戸市の長井伸晃です。 前回のコラムでは ・eスポーツ×高齢者でどんな課題を解決できる? ・コロナ禍のデジタルデバイドの解消に活用 ・課題をとらえた「脚本力」を発揮して官民連携を実現 ……などについてお話しました。 最終回まで残すところ2回となった今回は、「つなぐ課」やその先の取り組みなどをお伝えしてきたここまでを振り返り、「つなぐ」って結局どういうことなのか、踏み込んで考えてみたいと思います。 -
第5回
官民連携のポイントは「脚本力」、eスポーツで高齢者の課題解決へ
神戸市では2020年12月から、NTT西日本等との連携により、コミュニケーションの活性化と健康増進をめざした「高齢者向けeスポーツ実証事業」を行っています。 これは、高齢者同士あるいはそのご家族(お孫さんなど)とでeスポーツを一緒に体験することで、「フレイル」の予防につながる可能性があるのかを、日常のバイタルデータを蓄積しながら検証するものです。さらには新たなコミュニケーションツールとして成立するのか、またITリテラシーの向上と健康増進に寄与できるか、といった観点でも期待をしています。 -
第4回
異色の「つながり」が生んだ、神戸の老舗ベーカリー発「AI特製カレーパン」って?
このコラムでは、神戸市の「つなぐ課」という、自治体では異色の遊撃部隊に所属していたころの取り組みを通じて、官民連携のヒントや、公務員としてのクリエイティブな働き方のヒントなどをお届けしています。 -
第3回
Facebook Japanと神戸市の事業連携につながった、「顔が見える」関係づくり
前回のコラムでは「つなぐ課」がどんなものか、というお話をしました。その中のICT関連部署での活動として重視していたのは、「ニーズに近い市民やコミュニティの中に飛び込む」こと。地域の方々のニーズを見つけていきたかったためです。 -
第2回
はじめまして、神戸市の長井伸晃です。
はじめまして。神戸市職員の長井伸晃(ながい・のぶあき)と申します。え、公務員?公務員がアドタイでコラムとか書いちゃうんだと思ったそこのアナタ。私もそう思います。ドキドキしてます。 -
第1回
神戸市「つなぐ課」についての新コラムが始まります!
神戸市の職員、長井伸晃さんのコラムが始まります。Facebook JapanやUber Eatsとの連携など、自治体初の取り組みを積極的に推進し、注目を集める神戸市。そんな同市の推進力の秘密は、市長直轄の“特殊部隊”、「つなぐ課」だった!
関西学院大学卒業後、神戸市入庁。長田区保護課、行財政局給与課、企画調整局ICT創造担当係長、同局つなぐ課特命係長を経て現職。係長昇任後の企画調整局では、官民連携によるテクノロジーを活用した地域課題の解決や新たな市民サービスの創出に取り組んできた。これまでにフェイスブックジャパンやヤフー、Uber Eats、スペースマーケットなど15社との事業連携を企画・運営。現職では、地域産業の付加価値向上や次代の産業育成に向けた事業を推進・立案するとともに、その経済活動の担い手となる人材の発掘・誘致に取り組む。
神戸大学産官学連携本部非常勤講師。NPO法人「Unknown Kobe」理事長。
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」受賞。
関西学院大学卒業後、神戸市入庁。長田区保護課、行財政局給与課、企画調整局ICT創造担当係長、同局つなぐ課特命係長を経て現職。係長昇任後の企画調整局では、官民連携によるテクノロジーを活用した地域課題の解決や新たな市民サービスの創出に取り組んできた。これまでにフェイスブックジャパンやヤフー、Uber Eats、スペースマーケットなど15社との事業連携を企画・運営。現職では、地域産業の付加価値向上や次代の産業育成に向けた事業を推進・立案するとともに、その経済活動の担い手となる人材の発掘・誘致に取り組む。
神戸大学産官学連携本部非常勤講師。NPO法人「Unknown Kobe」理事長。
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」受賞。