コラム
100万人のメディアを潰した男、キュレーションを語る。

ここ1年で目にすることが多くなった「キュレーション」。そもそもキュレーションとは何なのか。なぜいま必要とされているのか。それによってメディアはどう変わるのか、またどうあるべきなのか。
ネットメディアに携わって7年目。100万人のユーザーがいたR25式モバイルの閉鎖を経験し、メディア運営の厳しさを知る著者が、いま感じているキュレーションとメディアの可能性について語っていきたいと思います。
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第12回
その「仕事」は人を豊かにしているか?情報発信者がいま試されていること
さて、半年の連載も今回で最終回です。これまで読んでくださった方、Facebookなどでシェアいただいた方、初めての連載に四苦八苦する中で大変励みになりました。本当にありがとうございました。 -
第11回
ウソ、大げさ、まぎらわしい?キュレーションメディアが抱える課題
キュレーションメディアの登場により、誰もが簡単に情報を整理、編集して人々に届けることができるようになりました。しかし、埋もれていた情報に光が当たるようになった一方で、まだまだ課題もあるのも確かです。そこで今回は、キュレーションメディアが抱えている課題について触れたいと思います。 -
第10回
ウケる広告のつくり方。
NAVERまとめも他の多くのメディアと同様に、バナーやタイアップなどの広告 でなり立っているビジネスです。仮に、友達と長電話する機会の多い女子高生をターゲットに、通話品質にこだわったスマホがあり、そのタイアップ広告を依頼されたとしたら、どういうプロセスで制作するかを考えてみます。 -
第9回
元記事の24倍もRT…「まとめ」がシェアされやすいワケ
先日、気分転換にFacebookのプロフィール写真を変更したら、このコラムのリンクをシェアして紹介したときの何倍も「いいね!」されてしまいました。毎回ギリギリまで時間をかけて書いているコラムより、ものの5分で撮ったような写真のほうが「いいね!」なわけですから、なんとも言えない複雑な気持ちです…。 -
第8回
編集の民主化の夜明け(後編)
NAVERまとめでは日々、多くのまとめが作られていますが、同じ題材を扱っていても、閲覧数の伸びは「編集」次第で大きく変わってきます。情報をただ集めるだけでは、読者に受け入れられるものにはならない。今回はその点について具体的にお話ししたいと思います。 -
第7回
編集の民主化の夜明け(前編)
あけましておめでとうございます。今年の正月休みはうまくすれば9連休ということで、旅行する人も多かったのではないでしょうか。一方、僕はといえば、PS3のゲーム「龍が如く5」の中で日本各地をバーチャル旅行しておりました…。さすがに休みすぎたのでこれから巻き返しを図っていきたいと考えております。 -
第6回
R25式モバイルの失敗で学んだ「編集部」の限界
僕が在籍していたR25式モバイルは、月間1億PV、100万UUと規模的には決して小さくはないメディアでしたが、4年足らずであっさり潰れてしまいました。それにはいろんな原因がありますが、今思えば、時代が大きく変化しているにもかかわらず、旧来の編集手法にこだわりすぎたことが大きな敗因だったと感じています。 -
第5回
複雑化した社会に追いついていないメディアの課題―村社会時代からソーシャル時代までを振り返る
前回のコラムでは、テクノロジーが情報発信に重きを置いて進化してきたことへの揺り戻しとして、情報受信の立場に立った「キュレーション」に注目が集まっているという話をしました。では、テクノロジーが情報受信の進化へと模索を始めた今、情報の媒介者である「メディア」はどう変わっていくのか。 -
第4回
「情報の受け手」はテクノロジーに夢を見るか?
NAVERまとめに「キュレーション」という言葉を冠したのは、サービスが始まって1年ほどたった2010年のこと。当時はまだ耳慣れない言葉でしたが、それから2年で続々とキュレーション系のサービスが生まれ、ここ最近のネットトピックのひとつとして注目されるまでになりました。 -
第3回
「アメトーーク」もキュレーション?ネット以外でも加速するメディアのキュレーション化
前回、キュレーションの本質は「情報を収集、選別し、わかりやすく編集して誰かに伝えること」であり、雑誌やテレビがやってきたことと変わらないとお話ししました。ただ、その雑誌やテレビも、ここ10年で急速にキュレーションの流れを強めていると感じています。
桜川 和樹(NHN Japan NAVERまとめ編集長)
桜川 和樹(NHN Japan NAVERまとめ編集長)
1979年生まれ。2005年、リクルート入社。M1世代向けのケータイポータル、「R25式モバイル」の編集デスクとしてニュースやメルマガ、特集企画などの編集コンテンツを統括。
R25式モバイル閉鎖後の2009年、NAVER Japan(現NHN Japan)入社。キュレーションメディア「NAVERまとめ」の企画・設計に携わり、2012年よりNAVERまとめの編集長として、タイアップ広告の制作を統括している。
1979年生まれ。2005年、リクルート入社。M1世代向けのケータイポータル、「R25式モバイル」の編集デスクとしてニュースやメルマガ、特集企画などの編集コンテンツを統括。
R25式モバイル閉鎖後の2009年、NAVER Japan(現NHN Japan)入社。キュレーションメディア「NAVERまとめ」の企画・設計に携わり、2012年よりNAVERまとめの編集長として、タイアップ広告の制作を統括している。