コラム
コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

広告の仕事に携わるためにはさまざまな「入り口」があります。半世紀を超える歴史を持つ「宣伝会議コピーライター養成講座」もその一つ。現在も札幌から福岡まで全国で毎年開講され、広告業界を志す学生から、現場でステップアップを目指す若手広告人など様々なバックグラウンドを持つ人が集まり、またそれぞれの目標に向かって日々巣立っています。
このコーナーは、コピーライター養成講座を卒業して広告の現場で奮闘する若手広告人によるリレーコラムです。仕事の楽しさ、厳しさ、仲間の大切さ、師との出逢いなど、彼ら、彼女らの目線による「思い」の一端をつづっていただきます。
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第8回
考え続けられる人が、輝いている
はじめまして。3月のコラムを担当させていただくコピーライターの大重絵里といいます。ちょうど6年前の今ごろ、私はコピーライターになりました。ここでは私が考えていることを、できるだけ素直に書いていけたらなと思っています。さて、第一回目は、自己紹介もかねて宣伝会議に通ったきっかけからお話ししたいと思います。 -
第7回
コピー!デザイン!コミュニケーション!
僕のコラム担当も今週で最終回。というわけで、最後に所属するチームの紹介をさせていただきたいと思います。コピーライターは、とても孤独な職業です。誰かと一緒に「考える」ことはできても、「書く」ことはできないので、基本ひとりです。深夜にひとり、ゴールの見えない作業をしていると泣きそうになります。けれども、僕には仲間がいます。 -
第6回
Q:制作会社のコピーライターって、どうですか?
就活をしていた当時はそれぞれの違いなどよくわからず、「大手の広告会社に入れば、CMやポスターのコピーを考えるような派手な仕事ができるだろう」 「小さな制作会社に入れば、カタログとかチラシとか作っていくのかな」それくらいの知識しかありませんでした。 -
第5回
4人の講師と、37人の愛しきコピーバカヤロウたち。
コピーライターになったのは、大好きなPerfumeの結成と同じ2001年。たき工房には運よく新卒採用で入社することができたのですが、当時の就活も今と同じように、かなり大変だったことを覚えています。それからあっという間に10年あまり。会社では後輩のお世話をするようなポジションになってしまいました。 -
第4回
「コピー」じゃなくて、「いいコピー」を書くために。
はじめまして、山川力也です。たき工房という広告制作会社でコピーライターとして働いています。宣伝会議のコピーライター養成講座では、2010年度の専門コース「谷山・井村・吉岡・照井クラス」でお世話になりました。このリレーコラムは、これからコピーライターをめざす人、養成講座の受講を考えている人に向けてとのことでしたので、そんな方々をイメージしながら僕の思うところをお話しできたらと思います。 -
第3回
ブランディングはじめました
僕にはコピーライティングだけの仕事って、あまりありません。CM企画とブランドスローガンを合わせて制作したり、ネーミングといっしょにパッケージを提案するのがほとんどです。養成講座では「ブランディングだろうと、メディアがなんであろうと、視聴者や消費者の気持ちを想像すること」と中村禎さん(電通)に教わりました。 -
第2回
コピーライターはじめました
受講生のころから「もしも自分が講師になったら」という妄想のもと、90分の講義脚本を書いていた私ですが、専門コースを修了して3年後、コンサルティング会社のコピーライターという枠を、なんとかつかみ取りました。そこでの仕事は、M&A後に新体制でスタートした企業の、経営理念の立て直しやCIを考えること。コピー講座ではそんな課題はありません。コピー年鑑にも載っていない・・ -
第1回
土俵に上がれない時代は、土俵づくりから。
はじめまして。フリーランスのクリエイティブディレクター・コピーライター安田健一です。僕はカンヌ国際広告祭(現在は「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」)の映像に憧れて広告業界を目指し、広告会社に営業として入社しました。当然、そこにはクリエイティブの上司もライバルもいませんから、コピーライター講座からCMプランナー講座まで数々の講座を渡り歩きました。