コラム
CSR視点で広報を考える

IT社会の到来で、コミュニケーションのあり方は大きく変わりつつあります。これまでは、記載項目(What?)に注目されていたCSR(企業の社会的責任)の視点も、ようやくどのように(How?) 表現するかに焦点があてられるようになりました。時代の変化に伴い大きな進化が期待されるCSR活動を通じて「広報」の進むべき道を具体的事例を検証しながらひも解いていきます。
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第164回
記者会見に失敗し、信用毀損に陥った企業を再生させるには〜『リスクの神様』監修者が語るドラマの見所、危機管理・広報(2)
『リスクの神様』第二話では、従業員による悪意の異物混入を題材に食品会社豊川フーズの危機的事態に対処するサンライズ物産危機対策室の活躍を描いている。 -
第162回
安全神話への揺らぎと危機管理意識の変革
この1カ月で、日本に大きな影響を及ぼす2つのニュースが確認された。一つは、大きな衝撃と悲しみを伴った日本人2人のイスラム国拉致・拘束・殺害という事実であり、もう一つは、イスラム国などのスンニ派の武装組織に参加した外国人戦闘員が2万人を超えたというロンドン大学研究センターの発表である。 -
第161回
2015年はリスクが顕在化、巨大リスク発生の可能性も
2014年は、理化学研究所の小保方晴子氏による不正論文問題、ベネッセコーポレーション情報漏洩流出、マクドナルド使用期限切れ鶏肉使用、朝日新聞社「吉田調書」、慰安婦関連記事取り消し、「すき家」従業員過重労働問題など、社内不正やコンプライアンスの懸念が焦点となる事例が山積し、企業の対応の稚拙さが社会問題化した。 -
第160回
企業を対象にしたサイバーテロ攻撃が本格化 保険開発ラッシュも
2014年10月3日、米金融大手のJPモルガン・チェースは標的型サイバーテロにより7600万人の顧客情報と企業700万社分の住所や氏名が流出したと発表した。 -
第159回
デング熱が東アジアで大変なことになっている
デング熱は、厚生労働省が今年8月27日に戦後初めての国内感染の発表を行って以来、10月6日までに、17都道府県、155人の感染者を確認している。 -
第158回
エボラ出血熱感染拡大の最前線
WHO(世界保健機関)は9月23日、2800人を超える死者を確認するとともに、医療現場では隔離施設が少なく入院できない感染者が多数戸別訪問などで日々増加している状況から、11月までに2万人を超えるとの予測を発表した。 -
第157回
危機意識の持続と確実な対策実施の重要性
広島土砂災害から3週間が経過し、新たな男性のご遺体が発見され、死者は合計で73人となった。あれだけ大きく報道され、土砂災害の怖さ、自治体や国の迅速な避難勧告のあり方、降雨量と急傾斜地崩壊とのリスク情報を合わせた災害予測の難しさなど、多くの課題を積み残した一連の悲惨な事故は、既に忘れられつつある。 -
第156回
デング熱ほか感染症への正しい理解、上陸時の適切な対処を
ここ最近、日本ではデング熱による話題が集中している。感染者はいずれも直近に海外渡航のない10歳未満~50代の男女34人(8月14日~9月1日発症)で、東京都渋谷区の代々木公園やその周辺を訪れたことがわかっている。 -
第155回
エボラ出血熱 人類史上初めての脅威 日本上陸も
7月31日、世界保健機関(WHO)は、エボラ出血熱の感染拡大に関して「前例のない規模」との報道声明を発信し、「感染拡大の規模と脅威から、新たな段階の対策を取る必要がある」と指摘した。
ゼウス・コンサルティング代表取締役社長(現職)。1981年、早稲田大学教育学部を卒業後、AIU保険会社に入社。数度の米国研修・滞在を経て、企業不祥事、役員訴訟、異物混入、情報漏えい、テロ等の危機管理コンサルティング、災害対策、事業継続支援に多数関わる。2003年AIGリスクコンサルティング首席コンサルタント、2008年AIGコーポレートソリューションズ常務執行役員。AIGグループのBCPオフィサー及びRapid Response Team(緊急事態対応チーム)の危機管理担当役員を経て現在に至る。これまでに手がけた事例は2700件以上にのぼる。文部科学省 独立行政法人科学技術振興機構 「安全安心」研究開発領域追跡評価委員(社会心理学及びリスクマネジメント分野主査:2011年)。事業構想大学院大学客員教授(2017年-2018年)。日本広報学会会員、一般社団法人GBL研究所会員、日本法科学技術学会会員、経営戦略研究所講師。
ゼウス・コンサルティング代表取締役社長(現職)。1981年、早稲田大学教育学部を卒業後、AIU保険会社に入社。数度の米国研修・滞在を経て、企業不祥事、役員訴訟、異物混入、情報漏えい、テロ等の危機管理コンサルティング、災害対策、事業継続支援に多数関わる。2003年AIGリスクコンサルティング首席コンサルタント、2008年AIGコーポレートソリューションズ常務執行役員。AIGグループのBCPオフィサー及びRapid Response Team(緊急事態対応チーム)の危機管理担当役員を経て現在に至る。これまでに手がけた事例は2700件以上にのぼる。文部科学省 独立行政法人科学技術振興機構 「安全安心」研究開発領域追跡評価委員(社会心理学及びリスクマネジメント分野主査:2011年)。事業構想大学院大学客員教授(2017年-2018年)。日本広報学会会員、一般社団法人GBL研究所会員、日本法科学技術学会会員、経営戦略研究所講師。