コラム
“裏取りのプロ”テレビリサーチャーが語る『ファクト・フルネス』と『コンプライアンス』
バラエティやドラマなどジャンルを問わず、様々なテレビ番組の事前調査を行う「テレビリサーチャー」の高橋直子氏が、SNSが普及し、“一億層メディア”ともいうべき時代にあらゆる発信者が留意すべき「ファクト・フルネス」と「コンプライアンス」について語ります。例えば、あなたがビジネスパーソンで、自社のオウンドメディアの運営を任されたとしましょう。1本の記事を配信。しかし、裏取りが不十分だったため、意図せずフェイクニュースを流してしまった。もしくは、悪意なく差別・不快語を記事の中で用いてしまったがために、炎上する事態に……。そうしたケースは今や、対岸の火事ではありません。そこで、裏取りのプロ・、テレビリサーチャーの経験を持つ高橋氏の本コラムが活きます。「ファクト・フルネス」と「コンプライアンス」の重要性の再確認、さらにどのようにしてその2つを徹底させられるか、学んでいきたいと思います。
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第5回
最終回! 機能するコンプライアンス・チェック体制をつくるヒントを教えます
最終回は、コンプライアンスを確保するチェック体制のヒントをお話ししたいと思います。その前に……。みなさんは「自動車のタイタニック号」と揶揄された、エドセルというクルマをご存じでしょうか? -
第4回
コンプライアンスに役立てよう!「情報を扱うプロの3原則」
今回は、企業がメディアリレーションズやIR、オウンドメディアの運営など、情報を発信するシーンを念頭に置いて、発信する情報のコンプライアンスに役立つ「情報を扱うプロの3原則」を中心に、お話ししたいと思います。 -
第3回
ヒトには「思い込み」がある! バイアスをいかに取り除いてミスリードを防ぐか
本コラムは、情報の発信者が、炎上などのリスク回避のために身に付けておきたい2軸、「ファクト・フルネス」と「コンプライアンス」について、テレビリサーチャーの経験から、その重要性と徹底方法をお伝えするものです。 -
第2回
消費者に共通の「常識」がなくなり、「ファクト」と「コンプライアンス」が現れた
みなさん、こんにちは。「テレビリサーチャー」で、かつ明治学院大学国際学部付属研究所研究員の高橋直子です。「テレビリサーチャー」……。おそらくアドタイ読者の皆さんでもあまり聞きなじみのない職業だと思うので、簡単に説明します。 -
第1回
新コラム「“裏取りのプロ”テレビリサーチャーが語る『ファクト・フルネス』と『コンプライアンス』」がスタートします
「ファクト・フルネス」と「コンプライアンス」。この2つは、従前から特にメディア業界ではその意識付けが求められてきました。しかし、今はメディア企業のみに課せられるものではありません。なぜでしょうか。
1972年、秋田県生まれ。國學院大學文学部を卒業後、1998年からテレビリサーチャーとして、テレビ番組制作に関わる。また、2007年から同大大学院文学研究科でメディアと宗教をテーマに研究し、博士課程後期修了。博士(宗教学)。近著に『オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析』(青弓社)、『テレビリサーチャーという仕事』(同)。共著に『バラエティ化する宗教』(同)、『神道はどこへいくか』(ぺりかん社)など。
1972年、秋田県生まれ。國學院大學文学部を卒業後、1998年からテレビリサーチャーとして、テレビ番組制作に関わる。また、2007年から同大大学院文学研究科でメディアと宗教をテーマに研究し、博士課程後期修了。博士(宗教学)。近著に『オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析』(青弓社)、『テレビリサーチャーという仕事』(同)。共著に『バラエティ化する宗教』(同)、『神道はどこへいくか』(ぺりかん社)など。